日本で一番嫌なこと。

日本に帰ってくるときあまり考えていなかったが、帰国後いつも悩まされ、またこの国を去るかもしれないと考えさせることがある。それはたばこの臭い。SF Bay Areaでの生活では一日のうちごくたまに匂ってくるくらいでそれほど気にならず、自分がたばこ嫌いということを忘れていた。

日本では逃げ場が無い。朝バルコニー換気口から入ってくる煙で起こされ、バス停の待合で襲われ、駅ではいつも風上にある喫煙所からいぶしだされ、会社のすべての出入り口は常に3〜4人が煙幕を張っており、会社のデスクでは喫煙休憩から戻ってきた人の臭いに追い出されて休憩所に非難し、バイク通勤時は帰宅時に自分のバイク置き場にたまった吸殻をけり出す手間をとられる。逃げ場がないと些細な不快感はやり場の無い怒りに変わる。

禁煙を考えている人は、私のような思いをするリスクを考えたほうが良い。